インターフェイスデザインの心理学
インターフェイスデザインの心理学という本が面白かったのでブログに書く。
インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針
- 作者: Susan Weinschenk,武舎広幸,武舎るみ,阿部和也
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2012/07/14
- メディア: 大型本
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久々に付箋をつけまくった本だった(付箋がぐちゃぐちゃなのは性格的なもの…)
内容は、既に様々なユーザビリテリィやデザインの本に書いてあることも多いが、章だてて読みやすく、例もわかりやすい。
webに関わらず、多くの人に読んでもらいたいなと思った。
いくつか章タイトルと内容を紹介したい。
- 020 一度に覚えられるのは4つだけ
色々な場所で言われていることだけど、「チャンク」にまとめてグループ化して記憶するというのは興味深い
- 027 情報は少ないほどきちんと処理される
"重要なのはクリックの回数ではない(省略)クリックのたびに適度な情報を得ながら先へ進めるのであれば、クリックしていることを意識しないでしょう。何回クリックするか数えるよりも、段階的開示を行うことを検討してみてください。"
これ、声を大にして言いたい。すぐにクリック回数を気にするよりも、何をクリックさせようとしているかが大事ということ。当たり前だけど、改めて認識をしたい。
- 033 人は物語を使って情報をうまく処理する
- 094 「お金」より「時間」
人に共感してもらうというのはストーリィ仕立てのほうがいいよね、というおはなし。お金が安くなります!より「ちょっとひと息」のが売れるのはいかに親近感をわかせるかが重要。
- 086 ストレスを感じているときには間違いを犯しやすい
"ストレスに対する反応には性差がある(省略)男性はコーヒーを飲むと作業効率が低下しましたが、女性は飲まなかった場合より作業が早く終わったそうです"
私もそうなので性差だったのか、とびっくりした。(もちろん性差だけじゃなくて性格や気質的なものもありそうだから一概には言えないけれど)
ストレス対応に対してコーヒーを飲む、などの別の行動をする方がいいと思ってたけど人によるのね・・・
- 092 人は自分の処理能力を超えた数の選択肢や情報を欲しがる
並べた数が少ないほうが、購入率が高いが、たくさん並べたほうが人がくるというのすごくわかる。楽天が好まれるのもそれがひとつの理由だと思っている。たくさんの選択肢をユーザーは欲しがるかもしれないけれど、それを与えると本当に欲しいものじゃなかったりするよね・・・
たくさん紹介したいけれど、このへんで。興味を持った人はぜひ読んでほしいです。
そういえば、5月に買ったヤコブニールセンの原書は全然読み進めてない。
Designing Web Usability (Voices That Matter)
- 作者: Jakob Nielsen
- 出版社/メーカー: Peachpit Press
- 発売日: 1999/12
- メディア: ペーパーバック
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一緒に買ったホームページユーザビリテリィは読んだ!全ページカラーで見ているだけでニヤニヤしちゃいますよ(変態)
かなり例が古いけれども、ホームページを作る上でみんなが陥りがちなポイントは変わらないんだなーと思いますね。
Homepage Usability: 50 Websites Deconstructed (Voices That Matter)
- 作者: Jakob Tahir, Marie Nielsen
- 出版社/メーカー: New Riders Press
- 発売日: 2001/11/05
- メディア: ペーパーバック
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そんなかんじで久々に読んだ本ブログでした。